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教育講演会を行いました。

  • 教育講演会を行いました。
  • 教育講演会を行いました。

平成27年度教育講演会を、9月5日、奏ホールにて行いました。
講師は天理よろづ相談所病院元副院長 今中孝信先生で、演題は『子どもの病気と家族―小児生活習慣病ーを中心に』でした。約60名の保護者の皆様が子育てのヒント、また豊かに生きるヒントを求めて熱心に傾聴する時間となりました。

今中先生は医療現場また若い後輩の指導における豊富な経験より「総合医療」の大切さをまず話して下さいました。「専門医療の発達で救えなかった命を助けようになったことも大事なことです。でも患者さんひとりひとりを総合的に、まるごと診察してくれるかかりつけのお医者さんが何より必要ですね。人には自分で自分を治すself-care力があるのです。病気の原因を一緒に見つめてくれる信頼できるお医者さんを見つけることが大切ですね」と話して下さいました。

そして「みなさん、一家団欒していますか?」と問いかけられました。「my sweet homeですか?homeがhouseになっていませんか」と・・・「社会の一番小さな単位である家族が、“心がつながっている”“言わなくてもわかる”そのような絆で結ばれています?」と・・・実は家族と一緒に食事をすることが少ない子どもは肥満率が有意に高いそうです。
“個”が充実して“人のために生きる”喜びを子ども達に私達大人がその生き方で伝え、力強く一人ひとりの子どもの自立を後押ししたいと思います。
その出発点は、本根で語り合える“家族”であることがわかりました。

参加した保護者からは「あっという間に時間が過ぎました。もっとお話を聞きたかったです」との感想が聞かれました。今中先生の明るく楽しい語りかけにみんなが引き込まれ元気をいただいた講演会でした。

また、この教育講演会開催にあたり、卒園児母達で“ぶんぶんママクラブ”を立ち上げて下さいました。
初の試みとして、小さな子ども達の預かり処を運営して下さいました。自主的な申し出で、このような助けをいただけること、幼稚園としてありがたい限りです。このような母達の力こそが本園の力だと改めて感じました。ありがとうございました。