奈良文化高校の寮の和室をお借りして、年長児がお茶会にのぞみました。

今年度2回目のお茶会です。前回に引き続き、裏千家の吉野宗芳先生をお迎えしました。
まずは前に教わったことの復習。正座をしてお膝の上に右手、左手の順で重ね、静かにすることからです。「お友達がなにをしているか気にせず、自分との戦いだと思って、じっとしていてごらんなさい」と優しく言われて、みんな少し緊張した面もちで背筋を伸ばしました。そして先生は、床の間に飾られた掛け軸や、お花の説明もしてくださいました。「あの絵はなんだと思う？」と聞かれると、「おさるさん！」と元気に答えました。

お菓子が配られると、みんなそろって丁寧に一礼。「真のお礼」と言うそうです。「前よりずっと上手になったね」と褒められても、今日は大きな笑い声を出しません。澄まし顔で、にっこり笑いました。

お菓子をいただいたら、いよいよお茶です。目の前にお茶を配られたらまた真のお礼。お茶碗を静かに持ち上げていただきます。「ちょっと苦い」「おいしい」感想はそれぞれですが、みんなきちんと飲み干しました。

ちょっと緊張しましたが、みんなお行儀よくお菓子とお茶をいただけて、日本の文化に触れる機会となりました。