5月15日。学園会館にて今年度初めての子育てトークサロン「ほっこり」を行いました。奈良文化幼稚園では、子育て仲間が集い「明るく楽しく子育てしたい」という思いを共有できることを目指して、毎回様々なテーマで行っています。

今年度第1回の子育てトークサロンは、昨年に引き続き、加藤眞八先生（桑名市）をお招きし、「愛情たっぷり！！野菜を育てよう」をテーマに講座と実習を行いました。加藤先生は、今やほっこりではリピーターも多く参加する人気講師の野菜作り名人で、この講座をきっかけに、野菜作りが趣味となった方もおられます。

「子どもが駄々をこねる。駄々をこねてはダメと言うのではなく、しっかりと受け止めてあげて、何を伝えようとしているのだろうか、何をしてあげればいいのだろうかを考える必要がありますね。植物も同じです。いつも寄り添って、しっかりと受け止めてあげることで、たくましく育つのです」と、子どもとの関わりと植物との関わりについて話をしてくださいました。
また、水やりやわき芽を外すポイント、肥料を与えるタイミング、虫の対策などについてレクチャーをいただきました。

後半は学園会館のエントランスで「簡単にできる！人気野菜ミニトマトのコンテナ栽培」の実習です。
「今からお教えする通りにやれば、必ずたくさんのミニトマトの実ができます」という加藤先生は「まず、植木鉢づくりから始めましょう」と、参加したお母さんが各々の植木鉢に培土を入れ、「ぺぺ」というとても美味しい品種のミニトマトの苗をその上に立て、再び回りに培土を入れていきました。
同時に「とんがりパワー」という大きく果肉の厚いピーマンの苗も植えました。
培養土がなかなか均等に植木鉢に入らず、加藤先生やお手伝いいただいた高木さんが、一人ひとりに優しく手助けをしていただきました。
最後に加藤先生から残った培養土を利用して育てることができるように、チシャ（レタス）の苗を全員に配っていただきました。

自分たちが植えたトマトやピーマンを「帰ったらさっそく水をたっぷりあげなけりゃね」「わが家の夏の食卓はミニトマト三昧です」と、まるで我が子を抱くように、植木鉢を優しくしっかりと手にして、持ち帰りました。