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第54回幼小接続WG合同研究会を行いました

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本学の善野八千子教授が代表を務める、「奈良文化女子短期大学 幼小接続ワーキンググループ」の第54回合同研究会を、本学504教室で行いました。今回、東大阪市の保育園で教職歴11年目という男性の初参加もあり、皆さんで熱心に意見交換をしました。

はじめに、善野代表が前回の内容を振り返り、幼児期における言葉の力、特に、1次から2次的な言葉に変化する幼小接続時期に、その対応と認識の重要性を確認しました。

続いて、本学の高橋千香子講師が、「幼小接続に関わる保護者の不安~就学前後の相談から~」をテーマに、0才から18才を対象とした相談員の長年の体験談を交えて、ミニ講演を行いました。
高橋講師は、子どもが就学前に安心して学びに向かうためには安心できる家庭が大切であり、そのためにも保護者の不安を安心と信頼に変えられるような、幼児教育施設と小学校および保護者との細やかで丁寧な連携が重要であると語りました。そして、新1年生になる子どもの保護者が、担任が決定するまで小さな事でも気軽に相談できる窓口を小学校に設けることもよりよい接続が可能になると提案しました。

次に、ワークショップを行いました。善野代表が相互評価カードとして紹介している青色・赤色・黄色の3枚のカードを活用して、「幼小接続に関わる保護者の不安」に関連する参加者の取り組みを紹介しました。青色「賞賛(やってよかった)カード」は、就学前後の保護者の不安を解決する、または改善に向かうための取組。赤色「アドバイス(考えてみよう)カード」は、就学前後の保護者の不安を解決するために実行したいがまだ取り組めていないこと、または効果がみられにくかった取組。黄色「質問カード」は、幼小が互いに聞いておきたい・知っておきたいこと、講師や参加者に質問したいことを記入しました。

それらの発表を通して、幼小接続での問題と各園や小学校で同じような意識を持って取り組まれていることが再確認されました。参加者は互いに、問題をクリアしてきた他の園や小学校の方策も確認し合うことができ、有意義な時間となったようでした。

最後に、善野代表よりまとめとして、就学前の保護者の不安軽減のために、小学校における「新入生用の問い合わせ窓口」を明確にして、保護者に情報発信すること、就学前アンケートを実施は、無関心な保護者に関心を持たせることにもなること、年齢別アンケートによる保護者の意識の変化についての紹介がありました(103名の就学前児童の保護者対象実施アンケート結果から)。また、アンケート実施結果は、幼児教育の教員が把握し、小学校へ伝えることが可能となることや、アンケートの経年比較によって、保護者の不安や期待の変化を把握したり、幼小接続の取組の効果も検証したりすることも可能となると提言されました。

次回の第55回は3月2日(日)13時から、「奈良文化女子短期大学 第2回幼小接続フォーラム」として開催します。秋田喜代美・東京大学教授の講演、前田洋一・鳴門教育大学教職大学院教授によるワークショップ、そして、代表の善野教授が総括します。

参加には事前の申し込みが必要です。お問い合わせは、電話:0742-93-5400まで。