今年は隣接する奈良文化高等学校のグラウンドをお借りして開催しました。雨のため一日延期となりましたが、当日は空高く晴れ渡り、絶好の運動会日和となりました。園児たちは今日という日を楽しみに笑顔で登園してきました。
はじめは、多くのおうちの人が見守ってくださる中、お友だちが活き活きとした表情で『夢をつかめ』の曲に合わせて、大きく手を振って元気よく入場しました。『聖者の行進』の合奏もバッチリ決めて、開会式を迎えました。大きな声で元気よく園歌を歌ったあと、「はじめのことば」を挟んで、身振り手振りを交えながら『うんどうかいのうた』を歌って、「みんなのパワーでエイエイオー！」の掛け声とともに運動会は、始まりました。
年少児にとっては初めての運動会。ワクワクしながらこの日を楽しみにしていたお友だちがたくさんいました。かけっこの練習ではゴールテープの前で立ち止まってしまうこともありましたが、本番では、先生の待つゴールに向かってみんな勢いよく走り抜きました。また、リズムでは、小さな体を大きく使って「ぐるりんちょサンバ」を踊りました。
年中児のリズムでは、大きなハチマキをしたかっこいい姿で「ぼくたち　げんきにんじゃ！」を踊りました。また、大きなバルーンを使って、膨らませたりなびかせたり様々な形を表現して、会場では見守っていたおうちの人からは大きな拍手をもらいました。
年長児は、演技「キッズソーラン!!」を披露。本家のソーラン節に負けない、全身を精いっぱい使った演技は、「本物の漁師さんに見せたい」という言葉が子ども達の踊りから表現されていました。和太鼓では衣装を揃え、元気よく、また力強く演奏しておりました。その姿をみていた年少児、年中児は視線がくぎ付けになり、興奮していました。
その他、つなひき、玉入れなど、どれもひたむきに取り組みました。かけっこやリレーでは、1番になった子は喜び、なれなかった子は悔しがるなどの姿が見受けられました。最後まで頑張る姿をみていたおうちの人からは大きな声援や拍手をいただきました。
また、奈良文化高等学校の新体操部のお姉さんたちの演技も運動会に花を添えてくださったり、園児やおうちの人などみんなで踊ったエビカニクスでは、笑顔が溢れている思い出に残る1ページになりました。
閉会式では、角田道代園長から「雨で充分な練習もできなかったけど、みんなの一生懸命な姿がいっぱい見られたとても良い運動会でした」とほめていただき、お友だち全員が、担任の先生からピカピカの金メダルをかけてもらいました。
前日からの準備や片づけなど、在園児のおうちの人たちが積極的に協力してくださり、スムーズに運営することができました。子どもたちはもちろん、家族の方や担任、幼稚園とそれぞれが力を合わせて実現した「子どもたちが主役」の奈良文化幼稚園らしい運動会となりました。