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奈私幼PTA連合会の合同研修会を開きました

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2月7日、奈良県私立幼稚園PTA連合会第5・6ブロック合同研修会を開き、元・奈良文化女子短期大学教授で現・京都文教短期大学の伏見強学科長を講師に迎え、「音楽を通したこころ豊かな子育て」をテーマに講演していただきました。今回は本園PTA役員が合同研修会の担当をさせていただいたこともあり、同じ高田キャンパスにある奈良文化高校奏ホールを会場にして行いました。

研修会には地元の大和高田市をはじめ御所市、高取町、橿原市、桜井市、天理市から計11園約95人のPTA役員の方々にお集まりいただきました。はじめに、本園の角田道代園長が「子どもたちは成長の中を生きています。ご家庭で、幼稚園で健やかな成長を願う者たちが集まりました。物質的に恵まれ、便利になった時代です。でも、本当に“豊か”でしょうか。“豊かな子育て”とはどんな子育てでしょうか。今日の講演からたくさんのお土産を持って帰っていただけると思います」と挨拶しました。

講演が始まると伏見氏が、田原本町の「唐子・鍵遺跡」から見つかった銅鐸の破片を元に、レプリカを制作して音を鳴らした人の話を紹介し、「古代の日本人も音を楽しんでいた」と語り会場を和ませました。続いて、音楽の始まりと発展過程や日本の子どもの歌の歴史、乳幼児の音楽的成長と発達、小学校で求める音楽スキル、そして『こども音楽療育士』など、興味深い話が繰り広げられました。

また、伏見氏のピアノ伴奏に合わせて参加者全員で童謡を歌い、CDから流れるダウン症の女性が奏でる素晴らしい演奏と歌声を聴きながら心温まる貴重な時間を過ごしました。伏見氏は、音楽と出合った彼女のことをその父親が「表現することは生きることです。今を生きている心の喜びを歌いあげている。彼女は楽しく音楽の世界を過ごしている」と話す言葉に感動したと紹介し、「人はなぜ音楽をするのか、答えがあるように思う」「子育てもゆとりをもって楽しみながら…それが“豊か”につながるでしょう」と締めくくられました。最後に、感謝の気持ちを伝え花束を渡して、研修会を終了しました。