毎月恒例の子育てトークサロン「ほっこり」を開催しました。今回は、講師に本園の元園長でもある、奈良文化女子短期大学の永冨冨美子講師をお招きして「心を豊かにする絵本」をテーマにお話していただきました。

永冨講師は、幼稚園へ入園してくる子どもたちの不安を取り除くツールとして絵本を活用してきた自身の経験から、絵本には人と人、母と子、先生と子の触れ合いを深め、子どもたちの創造力を養い、心や言葉を育てる力があると話されました。
そして、良い絵本の選び方や語り方などを、実際に持参された絵本を読み聞かせながら紹介してくださいました。

参加されたお母さま方は、熱心に聞き入り、永冨講師の「こんなことあるよね」といった子どもたちの行動や反応について、一様にうなずいたり苦笑したりしながら、子育て真っ最中のお母さん方の悩みを共有されておられました。

そして絵本の持つ魅力は、乳児期のブックスタートにはじまり、子育て時代、老後に至るまで、「絵本を人生の中で3度楽しみましょう。いつまでもみずみずしい心を持ち続けましょう」と、大人が読んでも楽しめる絵本を紹介されました。

最後に、質疑応答が行われ、「興味のあるジャンルの本しか見ようとしない」「小学生になっても絵本ばかりを選んできます。字の多い本も読んでほしいのですが・・・」といった質問に、「お母さんおすすめの絵本を読んであげるのもいいし、絵本は年齢に関係なくいつ読んでも良いものですよ。またお母さんが好きな絵本や本を勧めてみるのも良いですね」とアドバイスをしてくださいました。