年長組のお友だちを対象に、園内で1泊2日のお泊まり保育を行いました。園児にとって、親元を離れてお友だちと寝食を共にする大切な体験です。

大きなお泊りセットを持って元気よく登園した園児たちは、まずは園庭で流しそうめんとプール遊びを楽しみました。流しそうめんでは、さらさら流れるそうめんやコロコロと転がってくるプチトマトをお箸で上手にすくいながら、｢つめたくておいしいね｣「トマトがはやくてむずかしい～」とはしゃいだ様子で食べていました。

次は、畑で育てたスイカを収穫して、スイカ割りに挑戦しました。「まっすぐ、まっすぐ！」と皆の声を頼りに目隠しをして進み、スイカをめがけて棒を一振り！　うさぎ組は黄色、あひる組は赤色のスイカを皆で協力して割り、おいしくいただきました。

シャワーを浴びて一度着替え、次にグループごとでお化け屋敷に行きました。先生に「後戻りしたらおばけが背中にひっつくよ。勇気を出して進むしかない！力を合わせて勇気の玉をとっておいてね」と声をかけてもらい、勇気を振り絞って真っ暗闇の中を進みました。かっぱさんやけがをしたさむらいに驚いて泣いてしまった子もいましたが、「ほら、一緒に行けば怖くないよ」とお友だちと手をつないでゴールを目指し、全員「勇気の玉」を手に入れることができました。

その後、奈良文化高校の寮のお風呂をお賃りし、みんなで大きな湯舟に浸かってお風呂タイムを楽しみました。お風呂から上がった後は、高校のさくら食堂で夕食をいただきました。先生やお友だちと「ドキドキしたけど、かっぱとあくしゅできたよ！」「またみんなで大きなおふろに入りたい」と今日の体験を振り返っておしゃべりをしながら、カレー、サラダ、スイカをおなかいっぱい食べました。

歯磨きを終え、いよいよキャンプファイヤーの時間です。ズンバーじいさんが火を灯してくれたキャンプファイヤーを囲み、『もえろよもえろ』『勇気100％』を歌ったり、『ぶんたんおんど』を踊ったりして楽しい時間を過ごしました。大きかった炎が少しずつ小さくなってきた頃、夜空に輝くお月様とお星様を見ながら手をつないで『きらきらぼし』を歌いました。最後は、本部役員の皆様による花火を見て、「きれいだね」「お母さんたち、ありがとう」と幸せな気持ちで一日目を終了しました。

翌朝は午前6時に起床し、元気にラジオ体操をしました。散歩に出かけてキュウリやトマトなどの野菜を収穫し、朝食のサラダとして、パン・牛乳とともにいただきました。終わりの集いでは、角田道代園長の「よくがんばりました。昨日よりも皆強く、大きくなりましたね」の言葉とともに、先生たちから手作りのメダルをかけてもらいました。最後に皆で「さようなら」と挨拶をして、迎えにきてくださったお家の方と帰りました。