ニュース

ニュース・トピックス

年長の園児がお茶の作法を学びました

  • 年長の園児がお茶の作法を学びました
  • 年長の園児がお茶の作法を学びました
  • 年長の園児がお茶の作法を学びました
  • 年長の園児がお茶の作法を学びました

年長の園児たちが、高田キャンパスにある奈良文化高校合宿所「光陽舎」の大広間で、茶道を通して日本の伝統文化の良さに触れ、和の心を学びました。

はじめに、吉野宗芳先生から「お茶のお稽古は、自分に勝つこと。人と同じことをするのでも、人と比べることではないのですよ」とお話があり、床の間の茶花、紫蘭・ミヤコワスレ・ヤマアジサイの季節の花を紹介してくださいました。

そして、手を膝の上に揃える正しい座り方をはじめ、お点前を頂戴する時やお菓子をいただく時、隣のお友だちに「お先にお茶をいただきます」という心遣いを表す時の「真・行・草」のお辞儀の仕方を教わりました。

続いて、お菓子をいただく作法を教えていただき、5月にふさわしい「アヤメ」のお菓子を上手に手のひらの上でわけて食べることができました。
そして、薄茶をいただく際には、お茶を点ててくださった先生方に感謝の気持ちを込めてしっかりと真のお礼をして、お茶碗に手を添えて一気に飲み干しました。
甘いお菓子が苦手だったお友だちや、前回のお茶会で抹茶がなかなか飲めなかったお友だちも、今回はがんばって「苦手」を克服することができました。

園児たちは、1時間半のお茶会の中で、「おいしい」、「苦い」、「足が痛い」と口にしながらも、きちんと背筋を伸ばして先生の話を聞いたり、周りのお友だちや先生方に感謝の気持ちをもって接したりする姿勢の大切さをしっかりと感じてくれたようです。

吉野先生は扇子を広げて「扇子は中心の要がある事で末広がりに広がります。みんなもこの要のようにひとつになってひとつのことを成し遂げる気持を大切にしてくださいね」と、やさしく語りかけてくださいました。
今年度は、新春にお茶会をもう一度行う予定です。今回教わった所作や感謝を表す心を忘れないように日ごろから心がけて、次回のお茶会を楽しみにしたいと思っています。