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子育てトークサロン「ほっこり」を開催しました

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12月6日に、子育てトークサロン「ほっこり」を開催しました。
今回は本園を25年間ご勤務された元園長・永冨富美子講師と、かつて本園の保護者で現在は運動トレーナー等で活躍されている中西佳津子さんをお招きし、角田道代園長とともに「教育座談会(子育てっておもしろい!)」を行いました。
本園が何を大切にしているのかを知っていただく機会にもなるということで、来年度ご入園予定のお子様の保護者もギャラリーとして参加されました。

永冨講師・中西さんからは、幼児期の教育で最も大切なことは「子どもをどれだけ遊ばせるかにかかっている」というお話をいただきました。
徹底的に遊ばせることの大切さは、まさに本園が長年受け継いできた基本的な考え方でもあります。「常に幼稚園の主人公は子どもたちである」ということについても、本園で大切にし続けていると紹介されました。
中西さんからは「3人の男の子がここでお世話になりましたが、自由に遊ばせることで、仲間意識や思いやる心が育ったと思います。大人になった今でも兄弟同士、とても仲がいいのは、ここの幼稚園で過ごしたからですね」と話されました。
教育の現場ではどうしても、子どもたちに結果ばかりを求めることが多くなっているのが現状です。本園ではそれよりも「結果に至る子どもたちの日々の積み重ね」を大事にし続けています。

永冨講師からは「根っこをしっかりと育てる大切さ」についてのお話がありました。
続いて角田園長からは「木が育つためには太陽の光や水、土の中の栄養が必要であるように、子どもたちには、愛情や自由に遊べる環境を用意することで、しっかりと土の中に根を伸ばしてあげることを基本にしていきたいです。そしてこれからもずっと受け継がれていくべきです」と、改めて決意が述べられました。
「息子は3月生まれ。4月生まれのお友達とは1年ぐらい差があり、はじめはその差が気になりました。そんなときに永冨先生から『~くんはいつ咲く花の子かな』といわれて、ふっと肩の力が抜けました」と中西さん。「その子がその子に花の咲く時期は違うのですね」「開花の時期は子ども達それぞれで違って当たり前です。気長に見守ってあげましょう」とお話ありました。

参加者さんとの質疑応答のあと「金子みすゞ詩集」より「わたしと小鳥とすずと」と「こだまでしょうか」を、参加者の皆様と一緒に音読して「“共感して受け入れる”そんな子育てをしましょう」という言葉を結ぶに閉会しました。