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子育てトークサロン「ほっこり」で味噌づくりを行いました

  • 子育てトークサロン「ほっこり」で味噌づくりを行いました
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 1月31日(火)、「食育の会」の皆さんの指導のもと、子育てトークサロン「ほっこり」で味噌づくりを行いました。

 最初に、子ども達の丈夫な身体づくりについてお話くださいました。朝食にタンパク質を摂ると、翌朝体内リズムが整い、しっかり起きられることや、発酵食品を摂って、身体の中の善玉菌を育てて免疫力をつけることの大切さを聞き、皆さん大きく頷いておられました。味噌汁は、その両方を兼ね備えたメニューです。参加された方々は、朝食にはパンをご用意なさることが多く、あまり味噌汁はつくらない方がほとんどでしたが、「食育の会」の方から、「味噌汁はパンにも合いますよ!」と教えていただきました。簡単にできる朝食向けの味噌汁の作り方も教えてもらいました。

 いよいよ味噌づくりです。手とたらいをホワイトリカーで消毒し、とりかかりました。まずは2人1組で、たらいの中ですり豆とぬるま湯をドロドロに捏ねていきます。その感触に、皆さんの表情も緩んでいきます。ばらばらにした麹を入れて、ここからは力を込めて、愛情込めて、混ぜていきます。今日、初めてペアを組んだ2人なのに、手際よく1人はたらいを押さえ、1人はみそを捏ね、「しっかり腰をいれて捏ねていますね!」と、食育の会の方からもお褒めいただき、皆さん笑顔で和気あいあいです。

 捏ね終わったら小さい味噌玉をつくり、それを保管用の樽にカビの原因となる空気がうまく抜けるように丁寧に投げ入れ、隙間なく味噌を詰めていきます。「美味しいお味噌ができますように!」との気持ちを込めて、皆さん投げ入れました。そして、カプサイシン成分がカビ止め効果を発揮するトウガラシを、ヘタをとって樽の縁に並べていき、しっかりとホワイトリカーで消毒し、ナイロン袋をのせ、さらに消毒した晒布をのせ、多い目の塩で重石をしました。昔はナイロン袋などは使われておらず、晒布と塩で直接、蓋をしましたが、近年、塩分の摂りすぎが問題視されているので、塩が直接、味噌に触れないように、このような仕込み法にされているそうです。ナイロン袋の隙間から水分がしみ出してくるので、水分を吸収する塩の蓋の効果は十分にあるそうです。新聞紙でくるんでヒモで縛り上げる樽の最後の仕上げをしている間に、みんなで洗い物やお掃除など片付けをしました。今年は3つの樽に「ほっこりみそ」を仕込みました。これを幼稚園が責任をもって半年じっくりと熟成させていきます。

 参加された方々からは、「興味はありましたが、なかなか作る機会がなく、今回、初めて味噌づくりを体験しました。楽しくできたので、これからも味噌を仕込んでいきたいです!」というお話や食育の会の方や参加者同士で、ご自身のご実家での味噌づくりの体験を語られている様子も見受けられ、たいへん和やかな味噌づくりの会になりました。