毎月1回恒例の子育てトークサロン「ほっこり」を、本園のリズム室で開催しました。
今回は、奈良YMCA「心のフリースクール」代表で臨床心理士でもある山田静代先生をお迎えして、「子育てのミニ講演会」を行いました。

山田先生は、「子どもの成長曲線において、ぐずぐずする時期があります。それは少し足踏みする時期・・・それを越したとき、ほっとするみんな一緒です」「違いがあっていいんです」と子育て真っ最中のお母さん達の心をほぐして下さいました。その上でいろいろな事例を挙げて「お母さんが心のバランスを失っていませんか？」と問いかけて下さいました。そして「子どもが心のバランスを失うと、すぐには倒れず様々な突っかえ棒をします。例えば、指をすうとか髪むしりをする・・・とかそのサインを見すごさないで下さいね」と話は進みました。そんなときは、母と子で目を見つめあって、感情を出させる遊び＝原始遊びを１日１０分でもいいので楽しんで下さい。原始遊びは心の疲れを取りますよ」と具体的な対処法も教えて下さいました。

お話の後には、参加されたお母さん方から「どうして？なぜ？としつこく聞いてくる」とか、「幼稚園で何して遊んだの？と聞いても何もしていないと答えます。毎日楽しそうに登園しているのに、なぜ母の質問には否定的な言葉しかでないのでしょうか」など、様々な悩みや質問が投げかけられ、一つひとつ丁寧に答えていただきました。
この様子からも、日頃から真剣に子どもと向きあっているお母さん方が試行錯誤しながら過ごしておられることが伺われ、山田先生のお話が有意義なものとなったようです。

最後に、角田道代園長は「ユーモアたっぷりに余裕をもった子育てを、ぜひ仲間同士で楽しみましょう」と挨拶して終了しました。