年長組のお友だちが、奈良文化高校学生寮の大広間を茶室に見立て、茶花は紅葉にリンドウが色を添え、お茶菓子は栗をイメージした和菓子で秋の風情を感じながらお茶会を楽しみました。

園児たちは一年間を通して、日本の伝統文化である茶道に触れながら、裏千家の吉野宗芳先生より「礼法」や「もてなしの心」を学んでいます。

今回は、前回の復習をしながらお辞儀（座礼・立礼）の仕方、正座からの立ち上がり方、お茶とお茶菓子の出し方・いただき方などを畳の上で体験しました。お菓子をいただく時に隣の人に「お先にいただきます」と一礼する思いやりの心、待つ心や周りの人への感謝の気持ちを大切にしましょうという吉野先生の熱心なご指導にも最後までしっかりと耳を傾けていました。

「茶道の心得を覚えていますか？」という問いに子どもたちは口をそろえて「自分との闘い！」と答えました。約1時間半、自分と向き合う静かでゆったりとした時間を過ごせたようです。

次回は、年中組のお友だちに教えていただいたことを伝える「新春お茶会」を楽しむ予定です。