園児たちが節分会を楽しみました。
広い園庭には、形も色も様々で個性豊かな手作りの鬼のお面をつけた園児たちが集合しました。手に手作りの金棒や、銀紙で作った豆を入れた升を持ち、「悪い鬼にぶつけるねん！」と、元気いっぱいの子、「鬼、恐いねん」と半ベソをかいている子と、これから始まる「豆まき」にワクワク、ソワソワした様子で先生のお話を聞きました。

するとそこへ、大きな太鼓の音が鳴り響き、「悪い子はいないか～」、「泣き虫の子はいないか～」と叫びながら、赤鬼の親分と子分の青鬼たちがやってきました。

怖くて泣いてしまったお友だちもいましたが、「鬼は外！ 福は内！！」と、自分の心の中の鬼を追い払うように勇気を振り絞って豆を投げました。

とうとう、「こりゃかなわない！ 逃げよう逃げよう！」と、親分の赤鬼を先頭に、鬼たちは退散。みんなの力で鬼たちを追い払うことができました。

先生から、「皆の強い気持ちで鬼を退治できたね。心の中の泣き虫鬼や給食苦手鬼もいなくなったね」とお話があり、全員で「ばんざーい！」と喜びの声を上げて豆まきを終えました。

保育室では、先生から自分の年にひとつ足した数の福豆をいただき、「まだおなかの中にいる、お話が聞けない鬼や、おこりんぼう鬼も退治しよう！」とみんなで食べて、1年間の健康をお祈りしました。