年長組と年中組の園児たちが、大和高田市の大和ガス本社内にある錣山（しころやま）部屋の稽古見学に行ってきました。

大和ガスの中井社長さんが、錣山親方（元関脇・寺尾常史さん）の現役時代に奈良後援会長を務めたご縁で、大阪場所の時にはこの場所を稽古場とされています。

3月9日から大阪府立体育館で行われる大相撲春場所を控えた稽古場は力士の皆さんの熱気にあふれていました。

園児たちは、お相撲さんたちが激しくぶつかり合う音や、気合の入った声に目を丸くして見入っていました。そして、土俵の外でも「四股（しこ）ふみ」や「股割り」、「腕立て伏せ」をしている様子に、「自分の順番じゃない時もおけいこしてえらいね」と感心したり、「痛くないのかな？」と心配したりしていました。

行儀よく静かに観覧した後は、屋外でお相撲さんたちに「おけいこを見せてくださってありがとう。がんばってください」とお礼の言葉を伝えました。帰り際には、若いお相撲さんとのハイタッチにも挑戦し、「いい匂いがしたよ」「大きな手だった」と感激していました。

また、お相撲さんたちからも、「しっかり食べて大きくなって」と言葉をかけていただきました。

園児たちはバスの中からも、「ありがとう」「またね」「がんばってください」と、名残惜しそうに手をいっぱい振って稽古場を後にしました。