奈良文化高校学生寮の和室をお借りして、年長児がお茶会を行いました。
裏千家の吉野宗芳先生とお弟子さんに来ていただき、お茶の心得を教えていただきました。
お茶には3つのお礼（お辞儀）、『真』『行』『草』があること。丁寧にお礼するときは腰を深く曲げてお辞儀をし、普段とは違う空気を感じ、背筋も心もピンっと伸びたようでした。
また、「はい」という返事の意味も教えて頂き、子ども達は「はい！」と大きな声で返事をする姿がありました。
「今日はお茶会ごっこをしましょうね。」と宗芳先生からお話があり、目の前に座るお友達にお茶菓子やお茶を出しました。
いただいたお菓子は、６月の季節を感じる水面というものです。きれいな水色のお菓子で、水の流れや水の生き物が描かれていました。形や模様が隣の子と違うことに気が付き、見合いっこしたり、気付いたことを話したりしながら、楽しくいただきました。その後にお茶もいただき、「飲み終えた合図に音を立てて飲むんですよ」と教えてもらい、ずずずっと音を立てて、飲み終えていた子ども達です。「おいしい」と飲み終えた子、苦手ながらも少しずつ飲んでいる子、さまざまでしたが、日本の文化に触れたとても貴重な時間になりました。