ニュース

ニュース・トピックス

教育講演会を行いました

  • 教育講演会を行いました
  • 教育講演会を行いました
  • 教育講演会を行いました
  • 教育講演会を行いました

 11月7日(月)、奈良文化高校NBシアターをお借りして、保護者の方を対象に教育講演会を行いました。テーマは「スポーツテストから見えてきたコロナ禍のこどもの体力」です。畿央大学大学院健康科学研究科准教授で、理学療法士の福本貴彦先生に講師を務めていただきました。福本先生には5年前から園児のスポーツテストを行っていただいています。

 はじめにリハビリテーション科や整形外科といった、それぞれの科の立ち位置について基本を説明していただい後、1999年から小中学校で始まった現在の「新体力テスト(スポーツテスト)」について解説していただきました。

 1985年頃から現在までを比較すると、子どもの体力は長期的に見て低下していますが、ここ10年は向上しています。コロナ禍に入った2019年から2022年までのデータからは、瞬発力や敏捷性、バランスなどの低下傾向が見られることなど、最新の知見を教えていただきました。

 幼稚園での体力測定は義務ではありませんが、当園では春と秋にスポーツテストを行い、外遊びの効果測定のひとつとして検証しています。2018年と今年のデータを比較したところ大きな変化はなく、若干向上しているとの結果をご報告いただきました。コロナ禍で子どもの体力低下が問題となっている中、当園の子ども達はその傾向が見られないことは外遊びを中心に体づくりに取り組んでいる大きな成果です。体力は健康な体の基礎となるだけでなく、知力との相関関係も指摘されている大切な要素です。12月にもスポーツテストを行い、お子様の健やかな発達を見守って参ります。