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食育講演会を行いました

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 7月4日(火)、奈良文化高校みやび館NBシアターにて、乳幼児専門栄養コンサルタントで本園の保育課程職員の森川恵美氏を講師に、「丈夫な子どもの体と心を育てるかんたんごはんの作り方」をテーマに食育講演会を開催しました。

 「食事の栄養についてどこから学んだか」という最近の統計では、父母やご家庭から教わったという人が案外と少なく、雑誌などのメディアから情報を得ているケースが多いそうです。
でも、世の中に溢れる食に関する情報に「しんどくなっていませんか?」と問いかけがありました。
特に子どものごはんについては「たし算よりもひき算」で考えることが大事だそうです。
必要と言われている栄養素や栄養バランスばかりにこだわって、食べる楽しみを考えないと意味がありません。
「空腹が最高のごちそう!」だと言うことを忘れないでほしいとお話がありました。

 また子どもの好き嫌いには、必ず意味があることも忘れてはならないそうです。
その子が嫌いな食べ物は、自分の体調や特性を本能的に感じ取っているからという理由もあります。
また、特に成長期の子どもは、代謝が激しいので水分を欲しがります。
その時にジュースなどカロリーや添加物のある飲み物を与えないで、できたら水や麦茶、ほうじ茶などがお勧めだそうです。
最近は調理が手軽な理由で、炒め物や揚げ物が多く見受けられ、そこから摂取する油脂の量は、想像以上に多いようです。
油脂の摂りすぎは砂糖の摂りすぎと同じくらい、子どもが必要な量を超えているそうです。
「おやつ」と言えば、チョコレートやケーキなど甘いお菓子というイメージが定着しているようです。
子どもにとって、おやつの時間は4番目の食事ととらえると、おにぎりや海苔巻き、さつまいも、トウモロコシなどを「おやつ」として与えるのがいいそうです。
あと、食材は旬のものを積極的に使うことも大切だそうです。
旬の野菜には、季節ごとに体温を調整したり、栄養を蓄えたりなど、古来からそれを食べる意味があるそうです。
最後に「何よりも、食卓の場では、大人が楽しく美味しそうに食事をする姿を、子どもに見せることが大事だ」とお話がありました。